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月並だが、

怖い事、悲しいこと、嫌なこと、苦しいこと、ストレス、を構成する出来事と記憶、記憶から感情を演繹するための回路、がいつか短絡してしまい、正しい、と我々が今思っている論理、認識、それと感情、を永遠に失ってしまうイベントというのが低確率ではあるが誰にでも実装されていて、なにかの拍子に、例えば事故、薬、老化、あるいはたった一度、いつもの悲しい夜のたった一瞬「論理はもういいや」という事を思ってしまった事が原因で、ほんの一度世界を全否定してしまうだけで、回路が閉じてしまい、もう二度と正しい感情を生み出せない、視界には光の輪が、耳元では天使の囀りが、家には知らない同居人がいて、あなたは何度1+1を試しても3になってしまう、そんな日がいつか来るかもしれない

というのを子供の頃から恐れている。