2019振り返り: レベル上げの1年

生活

今年はとにかく娘の年だった。 生まれたのは9月だけど、妻の妊娠中もいろいろと準備しないといけないので、振り回されて気がついたら1年が終わっていた。

半育休は最初の頃かなり精神的に厳しかったけど、娘がめちゃくちゃかわいいのでプラマイでいうとプラス3297929億点、という事で今は幸せにやれている。

これからも20年くらい振り回されるんだろうなあ。

夫婦で生活していると、俺の人生に対する俺のワガママと、妻の人生に対する妻のワガママとのバランスを取るのが難しいな〜と思う事があるんだけど、子供の場合、ともすると親のワガママにばかり子供を付き合わせてしまうことにならないか、という心配があるが、まあメチャクチャ可愛いからどうにかなるだろう……多分

VJ / 映像

今年はVJだけじゃなくて、常設展示用の映像とか、ライブ用LEDの映像など、成果物を納品するタイプの仕事もやってみた。 AfterEffectsでバチバチの映像を作るっていうのは苦手なんだけど、空間に置きっぱでジェネラティブな映像を出す作品はまあまあ得意らしい。

VJは、DOMMUNEでバッチリハマって気持ち良かったのと、サマソニで思うようにやれなかったのが大きかったな〜。 今の僕が出せる絵が、世の中のどういうシーンにマッチしていて、どういうシーンで求められる絵とどう違うのか、というのがなんとなくわかってきた。

SMTP++で定期的にVJさせてもらえるのは大きい。毎回VEDAで同じやり方でVJをしていたんだけど、そろそろ他のやり方でも「普通のVJ」をできるシステムを組んでみたい。Resolume買ったし。

娘が生まれてからはオファーを全て断ってきた。 1月からは職場にも復帰するし、娘も少しずつ落ち着いてきたので、そろそろ活動を再開しようかと思っている。 VJオファーくださいね〜〜

会社の仕事

今年は育休の影響もあり、表に出た仕事は少ないけど、いろいろと話は進んでいる。

今年は、チームの構成や役割が案件によって異なり、どういう風に振る舞えばいいかが難しかったな。アドバイザーとしてMTGに招かれたけど、一体その後どこまでSlackを追えばいいの?とか、共同開発のワークフローや環境整備は俺がやっていいの?とか。

ただ、ZIG SIM PROの開発では実装切り込み隊長みたいな役割になり、割と向いている事がわかったのは良かった。

技術的には、Kotlin, Swift 両方を触れたのが大きい。 特にSwiftは3ヶ月ガッツリ書いたし、結構トリッキーな・技術的に難しいこともやったので、「理論的に可能なことは頑張ればできる」みたいな肌感を掴むことができた。 iOS開発をこの先やることがあるかはわからないけど、何が実現可能か判断できるようになったの嬉しいな〜

作った物

今年はあんまりソフトウェアを作れないな〜と思っていたのだけど、年末にガッと作ったREACT-VFXが思ったより良い出来になって面白かった。 1/11のKyoto.jsで紹介するので待っててね。

UnityMoGraphっていう、Unity ECSでモーショングラフィックス用ツール作ってるけどまだリリースできてない。 普通に自分のVJで使いたいから早く完成させたいんだけど、多分2月くらいかな……

総評

今年はじっくり腰を据えて武器を増やすような一年だった。歩みの遅さに焦ることもあったけど。

来年は行動をやりたい。

法然院でVJした

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去る8/31(土)、京都の法然院で開催されたElectronic EveningにVJとして参加しました。

イベントについて

ryoondo-tea.peatix.com

Electronic Eveningは涼音堂が主催する電子音楽イベント。
2003年から開催されている。

会場は法然院。京都の東側、哲学の道の裏手にある大きな寺院だ。
音楽だけではなく、御茶席やインスタレーション、京都のお香屋lisnによる香りの演出などもあり、かなり豪華なイベントだった。

僕はSPEKTRAの一員として参加した。
SPEKTRAは京都でVJや空間演出、ワークショップの開催をやっているグループだ。
今回はステージでのVJと、Re:planterと共同で御茶席の演出をすることになり、僕はVJの方を担当した。

当日の様子

設営中。

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設営の様子

こちらはRe:planterとSPEKTRAのインスタレーション
御茶席を透明なスクリーンで囲い、プロジェクションで映像演出をしている。

vimeo.com

Twitterでの反応

京都BALでも展示した

今回のイベントと関連して、京都BALの展示でも空間演出をした。

www.bal-bldg.com

8/10~8/12の間、天目茶碗や染め物などの展示が行われており、その展示空間の背景映像を担当しました。
展示の様子はこんな感じ。

普段自分がよく買い物に行く場所で自分の映像が流れてるのは不思議な感覚だった。


法然院に行くのは初めてだったけど、建物も庭も綺麗だし、静かな音楽と香りの演出もよくてめちゃくちゃ居心地が良かったな。 あと20時間くらいあの場所に居たかった。

本番前に縁側で休憩していたら、裏の水路から緑色の小鳥がキラキラ飛び立って行った。あれはカワセミだったのかな。